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赤ちゃんをお持ちのご家族へ
- kobamami0716
- 2016年10月29日
- 読了時間: 2分

赤ちゃんの誕生おめでとうございます。
今日は大切な我が子を虫歯にしないためのお話です。
虫歯は遺伝が関係するでしょうか?
答えは「多少関係する」です。
虫歯の原因は虫歯菌。これは感染病です。人の口から感染するので自分の箸で子供に食べ物を与えたり過剰なスキンシップでキスしたりすると、まっさらな我が子のお口の中に虫歯菌を植え付けてしまう原因となります。
また、ご両親が情報を共有していても、ご実家に帰られた時などが要注意です。
祖父母が自分の食べているものをお孫さんが欲しがった時、ご自分のお箸でそのままたべものをあげたりしても虫歯菌を感染させてしまいます。
ぜひ、赤ちゃんをおじいちゃん、おばあちゃんに預けるときには、おむつの替えと一緒にそういった伝言もしておきましょう。
赤ちゃんが2,3歳になると口の中の環境が整い、外からの菌を入りにくくしていきます。それまでは赤ちゃんを取り巻く人たちの情報を共通にしておきましょう。
遺伝が多少関係するというのは、歯、唾液の質などが虫歯になりやすい、なりにくいなどの要因と関係しているからです。
また、長く歯科医をしていた父の話です。
お腹に赤ちゃんがいるとき、お母さんが小魚などカルシウムを多く含んだ食品をバランスよくとっていると、歯の質がいいお子さんが生まれてくるように思うと話していました。
私も患者さんの歯の治療をしていて、ぼろぼろと削れてくる歯、はたまた削っていて硬い歯と、歯の質の違いが幅広くあるのに驚かされます。
お腹に新しい生命が宿った時、生まれてくるお子さんにできる事。
バランス良い食生活、心穏やかに過ごす事。
みなさまのお子さんの健やかなる成長を願います。